フォーアイディールジャパン株式会社は、スタートアップと産・官・学・民4者が集まり、ビジネスをブラッシュアップする日本発の新しい共創の場「クアトロヘリックスキャンプ™」をデザインし、企画・運営しています。

クアトロヘリックスとは何か
クアトロヘリックス(4重らせん)とは、地域の企業・自治体・教育機関・市民という4者の連携を示す概念であり、これらのダイナミックな協働が、これからのイノベーション推進には欠かせないとされています。
私たちは、北欧のモデルを日本にローカライズするにあたり、この4者の中心にスタートアップを据えることを重要視しています。
「共創」という言葉は美しいものの、率先して動かすドライバーがいなければ共創は進まず、頓挫してしまいます。
そこに着想力・技術力・スピード感を備えたスタートアップが「ドライバー」として必要不可欠だと考えています。

成功する共創のための2つのポイント
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熱量の高い人材
人の数よりも熱量の高さが重要です。熱意ある少数が集まれば、確実に行動が生まれます。 -
共感の醸成
「解きたい課題」や「創りたい社会」に対する共感が、共創の原動力となります。高いハードルを越えるには、共感をどれだけ集められるかが鍵です。
クアトロヘリックスキャンプ™とは
これらの考えを実装した当社独自のプログラムが「クアトロヘリックスキャンプ™」です。
事前のヒアリングや調査にじっくり時間をかけて丁寧に準備を行い、2日間の集中した議論と行動を通じて、確かな共創の成果を目指します。
本プログラムは、「再現性」と「拡張性」を兼ね備えた共創モデルとして、今後もさらなる進化を続けてまいります。
具体的には以下の特徴があります。
・ 社会実装に向けた最初の一歩にコミットする1泊2日の合宿型プログラム
・ 地域の強みを生かしたテーマ設定のもと、革新的なアイデアを生み出し、実社会にインパクトを与えるプロジェクト創出を目指す
・ 産・官・学・民の4者とスタートアップが集い、知恵と技術を持ち寄ってビジネスプランをブラッシュアップ
・ 熱量の高い人材と共感を基に、共創へつながる2日間の思考フレームワークを活用
これまでの開催実績・成果
クアトロヘリックスキャンプ in 北九州(2023年6月開催)
主催: 北九州市
テーマ: SDGs推進/地域DX
北九州市を代表する企業5社と、全国から集まったスタートアップ10社、九州工業大学の学生ら41名が参加。
FIJオリジナルの「共創ゴール設計シート」を活用し、ビジョン・共創イメージ・課題を整理、実行計画までを検討しました。
2日間の対話と探究の結果、以下の7つの共創テーマが誕生しました:
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グリーンでじたる社会インフラ創出
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地域のママ人財が活躍できる社会の実現
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電柱点検DXによる地域の安心安全社会の創造
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過疎地域DXに向けたソリューション開発
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関係人口の増加・空き家解決型まちづくり
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電力を基盤としたサーキュラーエコノミービジネス構想
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幸せになるエネルギーを送るプロジェクト
すべての構想が、社会実装を視野に共感と信頼のプロセスから生まれたものです。
▶ 詳細はこちら: 開催レポート
クアトロヘリックスキャンプ in 北九州(第2回/2024年1月開催)
主催: 北九州市
テーマ: サーキュラーエコノミーの推進
2023年6月の初開催に続く第2回目となる本プログラムでは、北九州市をはじめとする地域企業6社、全国のスタートアップ6社、自治体職員、九州工業大学の学生ら計46名が参加。
初日に行われたインプット講演では、北九州パワー株式会社 代表取締役 富高 寛之氏をお招きし、「サーキュラーエコノミーによる地域課題の解決」をテーマに講演いただきました。
2日間の共創を通じて、以下の5つの共創テーマが誕生しました:
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モルトアップサイクル ESG貢献度可視化プロジェクト
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土砂崩れ予知で安全な街をキープ
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農業を通じた地方のサステナビリティ社会の実現
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水で潤す。トマトで潤す。
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持続可能な農業の実現
それぞれが地域資源や社会課題を出発点とし、社会実装を目指したプロジェクト構想へと発展しています。
▶ 詳細はこちら: 開催レポート
クアトロヘリックスキャンプ in 横浜(第1回/2024年9月開催)
テーマ: メンタルウェルビーイング産業の創出
主催: 横浜市立大学COI-NEXT
共催: 神奈川大学、公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団
位置づけ: 横浜市立大学COI-NEXT拠点「若者の生きづらさを解消し高いウェルビーイングを実現するメタケアシティ共創拠点」事業の一環として開催
本プログラムには、協賛企業6社、スタートアップ10社、横浜市経済局・神奈川県・経済産業省関東経済産業局などの自治体関係者、大学教員・学生(横浜市立大学・神奈川大学)を含む計77名が参加。多様なバックグラウンドを持つ参加者が集い、メンタルウェルビーイングの実現に向けて2日間の共創に取り組みました。
その成果として、以下の5つのプロジェクト構想が生まれました:
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心がつらい人を、誰一人取り残さない(#検査 #うつ病予防 #VR)
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ウェルビーイング クアトロヘリックス(#ライフログ #アクティブリスニング)
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その人にとっての“ココロヨイ”体験を地域と創る(#地図データ #地域創生)
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感情で心の疲労検知・繋がるアプリ:Be Connected(#うつ病予防 #音声解析)
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サブカルチャーでメンタル不調を楽しく予防(#アニメ療法 #VR)
社会課題として注目が高まるメンタルヘルス分野において、テクノロジーと地域資源を融合させた先進的な共創の場となりました。
▶ 詳細はこちら: 開催レポート
参加者の感想
▶︎ スタートアップの声
・地域企業とのコネクションが深まり、協業につながる具体的な動きが生まれました
・共感でつながる関係性が築け、競争ではなく“手を取り合える場”であったことが印象的です
・議論を通じて、自社サービスを俯瞰し、新たな可能性を見出すことができました
・シナジーを持てる企業と濃い議論ができ、今後につながる出会いがありました▶︎ 協賛・協力企業の声
・様々なステークホルダーとつながり、他社や自治体等とのネットワークを構築できました
・事業計画まで立案でき、スタートアップとの協業イメージが一気に膨らみました
・2日間という短期間でも、具体的なアクションにつながる出会いやネットワークが生まれました
・企業や学生のポテンシャルが高く、議論を通して共創のイメージが持てたことが大きな収穫です
・通常のビジネスマッチングとは異なり、2日間でチームがプランを練り上げ、そこから事業が生まれていく瞬間に立ち会えたのは驚きでした▶︎ 自治体の声
・参加された方々の熱量・意識が高く、短時間で具体的な活動や協業施策が練られていたと感じました
・各企業さんのリアルな課題が直接聞け、今後の政策形成にも役立つと感じました▶︎ 大学教員・学生の声
・企業、スタートアップ、学生が同じ場で議論すること自体が貴重な学びでした(教員)
・普段触れられない業界のリアルにふれ、自分の将来のあり方について考える機会になりました(学生)
・各社の熱量やリソースを目の当たりにし、“自分も社会に貢献できる人になりたい”と思いました(学生)
プログラム詳細
社会実装に向けた最初の一歩にコミットする1泊2日の合宿型プログラム
なぜ合宿なのか?
一般的なアクセラレータやピッチイベントとは異なり、制度設計やフレームワークから入るのではなく、“関係性”から協業を始めるのが最大の特徴です。未来の構想や課題の本質を共有しながら、集中して議論・協働できる環境をつくります。これにより、短期間で深い共創が生まれ、強いチームワークや具体的な実行計画の策定が可能になります。


「クアトロヘリックスキャンプ™」開催に向けたご案内
当社が企画・運営する、日本発のオープンイノベーション・プログラム「クアトロヘリックスキャンプ™」は、異なるバックグラウンドを持つ産官学民の4者が協働し、新たな共創の場を創造します。具体的には、特定のテーマに沿って革新的なアイデアを生み出し、実社会にインパクトを与えるプロジェクトの創出を目指します。 本プログラムでは、地域の強みを生かしたテーマ設定や、参加者(特に地元企業や自治体)の熱量をもとに、共感を生み出し、共創へとつなげる2日間のプログラムと思考のフレームワークを重視しています。
今後も全国各地で「クアトロヘリックスキャンプ™」を開催してまいります。キャンプの開催や参加をご希望の地域企業・自治体・スタートアップの皆様は、以下の方法でお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
- 自治体および地域企業の皆様
当社お問い合わせフォームよりご連絡ください。担当者よりご連絡を差し上げます。 (問い合わせ内容は「その他」をお選びください) 当社お問い合わせフォーム:https://forideal.jp/contact/
- スタートアップの皆様
「クアトロヘリックスキャンプ™」にご興味がある方は、当社お問い合わせフォームよりご連絡ください。担当者よりご連絡を差し上げます。 (問い合わせ内容は「その他」をお選びください) 当社お問い合わせフォーム:https://forideal.jp/contact/ また、当社では、社会のあるべき姿を共に描き共創していく当社パートナーとして、「SDGs STARTUPS」を随時募集しております。「SDGs STARTUPS」の皆様には、当社HPのコミュニティページにロゴを掲載するほか、当社が開催する各種イベント情報をいち早くお届けしています。 SDGs STARTUPSとして共創をご希望の方は、上記の当社お問合せフォーム(コミュニティへの参加について)よりお気軽にご連絡ください。